2004

化学治療日記\"(0 2月 01日〜02月07日)

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2月1日(日)晴れ

朝、7時過ぎにジョーが吠えて、其の声で起きてしまい序に散歩に行ってきた。最近、耳鳴りがしてきて耳の中は、何時も秋が来ているでも、今日は虫の声が少し小さいようだ。1日家にいて、パソコンと遊んだり昼寝したりして過ごす。病院で、直したHPをアップして、19時過ぎに妻に病院へ送ってもらう。娘から、孫のお雛さんを出したからと写真を送ってきたので、早速プリントして妻に渡したら満足げに冷蔵庫の扉に貼っていた。

2月2日(月)雨

久しぶりに1日雨だった。この雨で、インフルエンザの流行に歯止めが掛かって欲しい。朝早く採血があってその結果、白血球は(5200)赤血球は(272万)ヘモグロビンが(8,8)血小板が(20,8)CRPが(2,8)でした。9時30分過ぎに腹部CTと、胸部のレントゲン撮影があり朝食が、10時過ぎていたので昼食が思うように食べられない。19時前に、主治医の回診があって今日のレントゲン写真を見せて頂いたが、左肺の改善は見られなかった。まだ、治療が始まったばかりなので結果を急がずゆっくり考え進みましょうと主治医に言われた。BBSへ久しぶりに、コスモスさんから元気でボランティアなどを頑張っているそうです。良かった。良かった。皆さん、何らかの形でボランティア活動をしているようだ、私などは自分の事で精一杯で恥ずかしい限りだ。もう少し、精神的な余裕を持って生活しないと駄目だな。

2月3日(火)晴れ

今日は、もう節分で夕食(病院食)に赤飯と鯛の塩焼きと豆(ソバボーロ)が付いてきた。病院も患者さんが入院していて節分も祝えないのでと心使いをしてくれたのだろう。こうゆう心使いは患者の心が和んでくる。朝、9時30分過ぎから先週と同じカイトリル・タキソテール・シスプラチンと抗がん剤の点滴が始まり15時近くまで掛かった。16時30分ごろMちゃんが病室に来てくれ世間話をしてくれた。お爺ちゃんの主治医から退院の許可が出たそうだお爺ちゃん本当に良く頑張ったよね。おめでとうごがいます。19時過ぎに、妻が洗濯物を取りに来てくれかえったら、直ぐに吐き気悪心に襲われプリンぺラン(吐き気止め)のお世話になる。

2月4日(水)晴れ

あさ、10時過ぎに主治医の回診があり明日、血液検査をして結果が良かったら外泊してくださいとの話があった。同室のKさんが、胸部外科のある病院へ転院されて手術を受ける、といって退院された。どうか、良い結果が得られるように頑張ってください。夕方、もう其のベッドへMさんが入院してきた。夕食時間が来て、配膳されご飯の蓋をあけた途端に激しい吐き気に襲われ、プリンぺランの世話になり夕食は食べられなかった。夜、妻へ電話をしたら風邪をひいたらしく鼻水が、止まらないそうだあまり無理をせずはやく暖かくして、よく睡眠をとって早く治して欲しい。自分だけ、暖かい病院で過ごさせてもらいゴメンね。

2月5日(木)晴れ

昨晩、TVを消してから本を読み始めたら止まらなくなり、1冊読んでしまったら午前1時30分を過ぎていたそれから、眠り5時30ころ検査のための、採血があって其のまま起きてしまったので、9時ころから1時間くらい眠ってしまう。今日の、採血検査の結果、白血球は(4500)赤血球は(263万)ヘモグロビンが(8,5)血小板が(20,1)CRPが(1,2)だったので明日の、外泊は許された。夕方、排便が無いので浣腸をしてもらい、だそうとしたが上手く出なくて少し出ただけで、最後に血の塊が3cc位出たので主治医に話したそしたら、大腸に転移していないか一度調べるので、便を採取するように言われた。夕方Mちゃんが、そして夜お母さんが来てくれた。お母さんの鼻水は、止まったといっていた大事にならずに済んでよかった。今日から又、寒波が日本列島を襲ってくるらしいので風邪には注意して欲しい。

2月6日(金)晴れ

9時30分に。腹部エコー検査がある予定だったので。昨夜21時より飲食が禁止されていた。其の検査が。1時間遅れで行われ医師が、頚部と腹の検査をした。医師が、以前はれた事のあるリンパ節左頚部を念入りに調べていた。其の後、朝食を頂いて12時過ぎに、病院を出てタクシーで家に向かう。帰ったらジョーが、喜んで迎えに出てくれた。お母さんの、話だと昨日婆ちゃんが敬神婦人会の会合で転んで顔に痣を作ったらしい、婆ちゃんも、今年93歳になるのだから歩くときには注意して欲しい。家で一人になると、今日の検査結果が気になる。夜、このことをお母さんに話したら「もう少し前向きに考えて進まないと駄目」と叱られた。本当に、其のとおりだ。お母さん励ましありがとう。

2月7日(土)晴れ

昨夜、NHK総合TVのナビゲーションで、此れからのがん医療に付いての考え方の番組があった。内容は、患者を中心に置いて其の周りを医師、看護師、技師など医療スタッフがいて医療スタッフ(医師、看護師、技師)は、対等で何時でもカルテ(電子カルテ)を見ることが出来る。今までのような、縦割りの医療でなく、医療チームをつくり医療スタッフが、対等の立場で治療を目指すものなのでスタッフが、誰でも何処でも電子カルテが見られるようしてあるのだそうだ。この方法は、今私が、医師に相談して進めて来た私の、肺がん病状を総て開示して頂いて、担当の看護師さんの、意見を聞きながら治療を進めていくように患者、主治医、看護師と心がけて頂いている方法を、もっと進めた考え方ではないだろうか、この番組を、見て自分の考え方は間違っていなかった。と思いこれからはもっと、医師、看護師との連携を密にして、私に一番合った治療を探して進めよう。そして、弱気になったらお母さんに明るさと、患者の皆さんのパワーと、勇気をもらって現状を打破して、長生きすれば新しい、治療法、新しい抗がん剤が出てくるから・・・娘から、先日行った伊豆の旅行や孫の最新影像を、送ってきたので夜おかあさんと一緒に楽しんだ。今日も、寒気の影響で寒い1日だった。

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