2004

化学治療日記\"(0 4月04日〜04月11日)11

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4月4日(日)小雨曇り

9時前に、主治医の回診があり、「酸素をいれている状態でまだまだ発作の可能性が大きいからトイレ等へ一人で行く事は止めてください。」との注意があった。そう言われれば昨夜、何時もの呼吸と違う違和感の有る呼吸が二回有った。あの時の違和感はなんだろうと思い。主治医に其の事を聞いてみたけど何とも言えないが兎に角ベッドから離れてはいけないと言われたのでしっかり守らなければ成らない.

4月5日(月)晴れ

昨日とは、正反対の朝から良く晴れた気持ちのいい天気で、病室の窓から見ると満開の山桜が、日に映えて一段と輝いて見え本当に綺麗だ。私の、生まれ故郷の近くに桜淵公園という桜の沢山植わっている公園があり、其の桜が豊川の蒼い水面映り綺麗な所がある。さぞ花見客で賑わって居る事だろう来年は、もっと元気になって桜淵公園へ花見に行きたいものだ。頑張ろう。最近夜になると微熱が出るようになった、今日も19時の段階で38,2℃あったのでボルタレンを挿入する。

4月6日(火)晴れ

昨夜、21時過ぎに主治医の回診があって血液検査の結果白血球は、(11400)に増えて赤血球は(247万)ヘモグロビンが(8,0)血小板が(23,4)CRPが(14,6)に減少していた。特にCRPの減少は嬉しい。この調子で早く、1桁台なってほしい。レントゲンの結果、右肺の下のほうにわずか肺炎の影が映ってきたと言われた。後で、考えてみると夜の熱の高いのはそのせいかなと思う。11時ころ、主治医の回診があり今日から抗生剤の種類をかえるそうです。午後、娘が孫と病室へ来てくれて帰ったらすぐMちゃんが寄ってくれた。

4月7日(水)晴れ

明け方4時ころ、トイレにたったら急に呼吸困難に襲われびっくり、酸素を2リットル吸入して居るにもかかわらず血中酸素の値が72まで下がってしまう。呼吸が困難になり、頭がパニックに襲われる看護婦さんを呼んで応急処置をしてもらい5分位して落ち着いてきたが一時は、どうなる事かと思った。9時30分に、CT撮影によばれた。その時も、苦しさが少しあり呼吸を止めて撮影する事が出来なかった。ごご、主治医の回診がありそのことを告げたら夕方もう一度回診に来てくれ肺炎が普通の肺炎と違うようだからステロイドを大量投与して対処してくれると言う事です。今朝の、呼吸困難を思うと夜が不安になるので動かなくて良いように尿管へバルーンを入れてもらう。

 

4月8日(水)晴れ

昨晩は、バルーンを挿入した関係かよく眠れ22時に床に着いて朝4時まで1回も起きずに眠っていた。こんなに熟睡できたのは久しぶりだ。朝、5時に検査のための採血があり・・・

 
    Cavaは、この後4月8日午前11時頃、突然の呼吸困難に陥り、明けた4月9日午前1時30分頃、          
    帰らぬ人となってしまいました。意識がなくなる最後まで、この日記の更新を気にしていました。
 
 

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