後書き(by仙人)
はい、後書きでございます。
実はこのネタ、最初は一世一第(以下、一世と表記)が書く予定でありました。
しかし、一世はルーズリーフ一枚分ほど書いたところで、「やっぱ書けん」、と投げ出してしまいました。
そんな一世を見て、私は声をかけました。
「それじゃあ、このネタ…」
一世が私のほうを振り返りました。
私は言いました。
「私が書いても………OK?]
一世は、激しく、首を縦に振りました。
「可!」
……と、まあ、多少脚色がありましたが、このようないきさつで私はやさい畑を耕しに来たのでありました。
さてさて、この話、本文中では書かれていませんが、一応決められていた設定がいくつかあります。それでは、そんな裏設定を、ご紹介します(って、興味なかったら、すみません)・サガに手を出してたあの父親は、実の父親ではない。
・母親は死んでいる。
・母親が再婚したのは、双子が2,3歳のときである。
…申し訳ありません。‘いくつか’と書いておきながら、たったの3つでした。
まあ、それは置いといて、この3つをまとめると、次のような流れになります。 双子、1,2歳の時、実の父親他界。
約一年後、母再婚(少し早い?)。虐待親父やってくる。
↓
双子7,8歳の時、母親、他界。
この頃から、変態親父、サガに手を出し始める。
↓
双子12,3歳、変態親父、他界させられる。
で、これを書かなかった理由をまとめますと、次の2点があげられます。
1.文章の、どこに入れていいか分からない。
2.まあ、書かなくても、関係無いかな…。 以上。
話は変わりまして、このお話の、1の方を書き終わった後、一世が私に問い掛けてきました。
「ねえ、本当にこの父親、カノンに手を出さんの?」
今まさに、よだれを垂らさんばかりの顔で(いや、失礼、私にはそう思えたのです)一世が言いました。
私は、シンプルに答えました。
「出さない」
…とは言いつつも、2の方では、それをほのめかすようなシーンを私は書きました。「お前の分も……、あの男から……」と、サガが言ってるところです。
普通に読むと、「父親はカノンにも手を出そうとした。それを知ったサガは、カノンの分も犠牲になってた」と理解できると思います。それでいいんですが、実はこれ、違うんです。
順を追って、書きましょう。
母が死んで間も無い頃、男はサガに手を出すも、激しい抵抗に合ったり、直前で逃亡されたりと、ほとんど未遂で終わっていました。そんな彼は考えました。サガに何か弱点は無いか、と。そこで彼は気づきました。サガが弟のことをとても大事に思っていることに。
彼はいやらしくサガに言ってみました。「カノンは、かわいいなぁ」
日ごろ、狙われまくっているだけあって、サガはすぐに気づきました。サガは慌てて言いました。「カノンには手を出すな!」
男はにやりと笑って無視しました。サガはさらに言いました。「自分にできることなら、なんでもするから!」
交渉成立の瞬間でした。
と言うわけで、サガはカノンをかばってた、と思っているけど、私の頭の中では真実はこうでした。もう一つ、一世から質問がありました。
「ねえ、サガの記憶が4時間ほど抜けてたってあるけど、これ、黒サガが出てきてたって事だよね? 何してたの? 黒サガ…」
はい、答えましょう。それは多分……
ごはんたべてたんじゃないかなぁ・・・。
これで、後書きもおわりです。本文の方、誤字、脱字、なんか見にくい、と言うところがありましたら、遠慮無く言っていただけると嬉しいです。
後書きまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。