Matrox G400 Dual Head レビュー


G400購入!

先日Matrox G400 Dual Head 16M(バルク版)を購入しました。今までPCI版のビデオカードしか使用したことがなかったので、Buzとの相性を心配しつつ購入に踏み切りました。

さあ、購入してきて早速AGPスロットにG400をさします。しかし、今までBuzがささっていたのはPCI-1のスロットであり、AGPスロットと、PCI-1スロットを同時に使用するのは、あまりよろしくないと聞きます。そこで以下の様にカードの配列を変更しました。
ABIT BH-6
G400装着前 G400装着後
AGP - VGA/G400
PCI−1 Buzカード -
PCI−2 Lanカード Buzカード
PCI−3 サウンドカード Lanカード
PCI−4 VGA/3D Blaster Banshee サウンドカード
PCI−5 - -
ISA−1
ISA−2 モデムカード モデムカード
Matrox G400 Dual Head AGP/16M。
32M版は裏にもメモリーが載っている。

上がメインで使用するモニター接続コネクター。
下がセカンダリモニター接続コネクター

セカンダリー側に接続して、S-VIDEO、同軸ビデオ出力を可能にする専用ケーブルも付属する。

G400+Buz動作確認

さあ、早速Buzの動作確認と行きましょう。今回使用するドライバーはVer.1.2の物です。
まず、いつもお世話になっているキャプチャーソフト「キャプチャーライト」を起動します。するといつもの「オーバーレイのテストを行う〜」といった旨のポップアップが出てきました。ここでOKを押してしまうと、以前のビデオカードでは画面がブラックアウトしてしまい、電源を切るしかありませんでした。しかし、今回のG400は優秀で、難なくオーバーレイのテストを終え、キャプチャーソフトが立ちあがったのでした。

早速ビデオからソースを入力し、オーバーレイ表示を行います。さすがオーバーレイ表示は動作がなめらかである。しかし、キャプチャーを始めてみると、オーバーレイ表示が停止してしまう事が時々発生。ハングアップしているわけでもなく、キャプチャーも正常に行われているので問題はないのですが、やはり画面が見えていないとなんとなくイヤな感じである。

気になるフレームの欠けは720*480の解像度で20分キャプチャーしたところ、ビデオソースが悪かったせいか、およそ10〜20フレーム。まあ我慢が出来る範囲です。これは以前のビデオカードの時とほぼ同じです。

Buzの特性というか、仕様というか、私自身が感じたのですが、入力ソースが荒れていたり、フラッシュするような場面に、Buzは弱いようです。これはハードディスクの性能うんぬんではなく、BuzのM-JPEGのコーデックあるいはBuzのハードが、こう言った場面に弱く、フレーム欠けを起こしているような気がします。
(この問題に付いては、後日アップしたいと思います)

マルチモニターは果たして使えるのか?

G400のウリとして、今回購入したDual Head機能である。この機能は1枚のビデオカードで2画面表示ができるというものである。
画面表示方法一覧
マスター セカンダリー
RGB 未使用
TV・RGB/マスターと同一画面
TV・RGB/マスターと同一画面
ムービー最大化(DVD_MAX)
TV・RGB/ムービー最大化(DVD_MAX)
TV・RGB/マルチモニタ・セカンダリ
以上のような使用方法があるが、我が家にはパソコン用ディスプレイが1台しかなく、2画面RGB出力させて動作させた事はない。
しかしG400の強みは、セカンダリー側のモニターをTVに設定できるという点である。幸いにも我が家のパソコンの直ぐ近くにTVが設置してあるため、セカンダリー側の出力をTVに設定して、上記画面モードを全て検証してみた。
1.マスタRGB、セカンダリ未使用
これは言わずと知れたシングルモニターとして使用するモードであり、普通のビデオカードと何ら変わりがないため、説明は省略する。

2.マスタRGB、セカンダリTV・マスタと同一画面
これは、マスターで表示している画面をそっくりそのままTVに出力してしまうモードである。しかし、TVの解像度には限りがある為、マスタ画面の解像度が最大1024*768に制限されてしまう。これはいただけない。

3.マスタRGB、セカンダリTV・マスタと同一画面・ムービー最大化(DVD_MAX)
上記2で説明したように、通常使用時はマスタと同一画面がTVに出力されている。が、いったんメディアプレイヤー等でムービーを再生させると、セカンダリーのTV側にムービーがフルスクリーンで再生される。これはなかなか便利であるが、やはり解像度に制限があるためこれは使えない。

4.マスタRGB、セカンダリTV・ムービー最大化(DVD_MAX)
これは、普段使用しているときは上記1と同様に、シングルモニターで動作しているが、ムービーを再生したときだけセカンダリーTVモニターにムービーが再生されるモードである。これはんかなか便利で、私はこのモードで常用している。

5.マスタRGB、セカンダリTV・ムービー最大化(DVD_MAX)
これはWindowsのセカンダリモニターとして、TVを使用することが出来るモードである。単純にディスクトップがTVに出力されます。
以上のように、G400は様々なマルチモニター環境を提供してくれる。
色々な画面組み合わせがあるのにも驚いたが、普通にメディアプレイヤーでムービーを再生させると、TV画面にフルスクリーン表示される点には特に驚いた(DVD_MAX機能)。しかも、再生するソースはなんであろうと、メディアプレイヤーで再生する物は全てTVに出力できるのである。(M-JPEG,MPEG-1,Indio5を再生してみた)
しかし、全てがうまくいくのかというと、そうでもない。起動直後はM-JPEG(720*480)の再生が出来ていたにもかかわらず、他のソースを再生した後、再びそのソースを再生させると画面が乱れるといった不具合も発生した。今後のドライバーのバージョンアップで修正される事を願う。

最後に…

まだ購入して日も浅く使いこんでいないため、G400の機能を使いこなせていない状況です(しかもバルク品のためマニュアルが入っていない)。今後、便利な使用法が見つかり次第UPして行きたいと思います。
最後に、G400は個人的には大変満足行く品だと思いました(別にMatroxの回し者ではありません)。

※注意
「これを読んでG400買ったのに全然ダメダメじゃないか〜!」と文句は言わないで下さい。あくまで私個人の感想をつづっただけなので…。