昔、明治時代の頃はな、まんだ(まだ)物々交換ということもしとったもんで(していたので)、 農家の人が小麦を持ってきて、うちで打って茹でたうどん玉と 交換しとったんじゃ。 水車でついた小麦粉からうどんができたら、 遠くから見えるように旗を立てて 「うどんができたぞ!」って、知らせたんじゃ。 そうすると、旗を見て、「梅吉っあん所のうどんができたで、む(も)らいにいくかなぁ。」と、皆が取りにきたもんじゃ。
昭和35年頃のやをよし
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