蒲郡市議会議員
公明党
松本まさなり
平成17年6月定例会一般質問要旨
問:多様化した行政需要に応えるために、柔軟性のある組織を
機能的に事務事業を遂行するために、グループ制の導入についてどう考えるか。
答:<山本総務部長>
各地の地方公共団体にグループ制が導入され始めているが、柔軟な組織運営、限られた人員の効率的運用、意思決定の迅速化、複数の職員の協業体制など様々なメリットがある。今後は、職員数が大幅な減少となる中で、市町村の中でもグループ制やスタッフ制など新たな制度を導入している団体もあり、行政改革の観点からも、グループ制を研究しつつ、行政運営を考えてまいりたい。
問:人権の観点から性同一性障害の方への配慮を
性同一性障害の方に対する行政側の配慮が求められている。蒲郡市ではどう対応するのか。
答:<山本総務部長>
性同一性障害者の方は、社会生活上の不利益を解消してその人権を擁護する観点から、平成15年7月に「性同一性障害者の性別の取扱いに関する特例の法律」が成立し、一定の条件を満たす方は、戸籍の性別変更の申し立てが可能になった。公文書、申請書などから可能な限り、性別記載欄を削除するという事は、法令や国や県の指導等による定めがなく、市独自の判断で削除の決定ができ、かつ、事務処理に著しく支障をきたさないものという観点から、性別欄の削除の可否について調査をしたうえで、事務取扱上、性別記載がなくても実施できるものについては、削除する方向で検討していく。職員についても十分認識できるよう対応してまいりたい。
問:食育の推進を
「食」の重要性が言われ、食育基本法の制定が見込まれている中、蒲郡市における食育の取り組みについてはどうか。又、保育園へ食育カルタの導入を提案するがどうか。
答:<金原市長>
平成16年6月に作成した「健康がまごおり21」で、「楽しく、おいしく、体に良い食生活をしよう」を大目標に掲げ実践している。また、今年の3月に作成された「ほほえみプラン21」では、「食育の推進」を掲げている。食育基本法案にもあるように子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である。親御さんと共に子どものころから食生活に対する関心をはぐくみ、バランスのとれた食事を取る習慣を身に付け、食への感謝の念や理解を深めることが大切である。「減塩に心がけよう」、「野菜をたくさんたべよう」など分かりやすい事業を進め、今後も、家庭、地域、学校との連携、連続性のある事業を推進していく。又、園長会等で食育カルタの導入を含め、食育を如何に進めていくか検討していきたい。
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