終身移行保険 |
概要 |
転換をしないで見直しができる一生涯契約。毎年の見直しが可能
貯蓄機能と保険料調整機能がある。
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◆イメージ図 |
◆仕組み |
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利率変動の積み立て部分と各種単独の保険や特約の組み合わせ。
第一保険年度は、終身保障はなく、積立金を増やしたり、減らしたりすることで、保険料の調整ができる。
第二保険年度は、保険料の払込終了時で、それまでに貯まっている積立金を終身保険に変更する(積立金がすくなるぎると変更できない) |
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保険料は、一旦積み立て部分に入れられ、その後、各保障の保険料に振り分けられる。積立金は、保険料のほかに、一時金投入で増やすこともでき、また、引き出すこともできる。積み立て期間中に被保険者が死亡の場合、積立金相当額が死亡の保障となる。 |
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◆主契約と特約 |
◆複雑な特約 |
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死亡した場合に支払われる特約・入院時や手術時に支払われる特約以外に、所定の状態になった場合に支払われるとしている特約がたくさんあります。所定の状態は、特約により違いがあり内容が複雑です。 |
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定期付終身保険は、終身部分が保険の主契約です。
終身保険のないこの保険では、積み立て部分と死亡保障の一部分が主契約になっています。
特約は自由に取り外したり減額したりできますが、主契約の部分は一定の規定を設けている場合が多いです。 |
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◆ほとんどの保険が更新型、 実際の保険料はこんなに上がる |
◆加入時に終身保険がない |
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保険の形は、更新型。
一定期間ごとに保険料が上がることになるので、その時の払込保険料を上げないためには、積立金が多いことが条件になります。 |
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毎月10000円をこの保険の積立金として契約した場合。この保険での積み立て部分の死亡保障は、10000円(積立金相当額)である。
終身保険で保険料10000円を払い込むと(30才男性)約520万円の死亡保障となる。積み立て部分は、保険ではない。 |
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◆本当の保険料はいくら? |
◆転換による見直しが多い |
特約合計保険料と実際に払い込んでいる保険料の差額が積み立て部分に貯まります。しかし、転換による見直しにより加入した場合、実際の払込保険料は、本当の保険料よりも少なくなっていて積み立て部分に貯まるどころか積立金が減っている契約があります。10年後、更新で保険料が上がったらどうなっちゃうんでしょう。 |
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この保険の特徴の一つが”転換”をしなくても見直しができる、です。保険会社自らののホームページに『転換は、保険の中の見直す必要のないところを見直している』と書いています。ところが、定期付終身保険をこの保険に変更するために”また転換”をしています。 |
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◆減額(増額)の規定NEW |
◆その他の規定NEW |
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保険金額や特約を毎年見直しできる保険です。
しかし、それは全く自由にと言うわけではありません。
減額にはある程度の規定を設けている保険があり、将来重要な規定です。
●減額後の死亡保障金額の規定(最低保障金額よりも下げられません)
●死亡保障を一定以下にすると、医療保障も減額される場合
があります。
保険が更新型の場合、更新ごとに保険料が上がります。高齢になって高くなった保険料をある程度無条件に払わなければ医療の保障が減ってしまったり無くなってしまうことになります。増額について
死亡保障を増やしたり、特約を追加する場合、健康チェックが必要です。病気をしたら増額が出来なくなってしまうかも・・・
毎年見直しが出来るからといって安易な減額は考え物です。 |
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払い済み保険への変更・・・不可
延長定期保険への変更・・・不可終身保険に移行するときの規定
積立金が所定の金額以下の場合、終身保険に移行できません。その場合の取扱として、積立金として継続が出来る保険と保険が消滅してしまう保険があります。
保険が消滅してしまうと医療の保障もなくなってしまいます。 |
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◆チェックポイントその2 |
将来、どれほどの保障金額がいくらになるのか把握が難しい保険です。
特に規定がある場合、加入時に十分理解していないと『こんなはずでは・・』ということになりかねません。ほとんどの場合、将来の見直しについてはお決まり道理の説明しかありませんので、次の点をチェックしてください
@・・・保険料はいつまで払うか?(死亡の保障部分と医療の部分)
A・・・更新時以外の見直しは、更新時の時と規定が違うか?
B・・・最低保障金額
C・・・最低積み立て金額
D・・・積立金の死亡保障 etc. |
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