すまんかった。
まずはひとこと謝っておく。
どのエンディングも馬鹿みたいに地味だ。
全く達成感が沸かない地味さだ。
最終形態に鞭打たれながら四ターンも耐えた挙句、あれだけかよ。
わざわざやり直して早解きした挙句、これだけかよ。
正直すまんかった。
頼む、そこ、石を投げないでくれ。
私には絵心がない。
絵心のある友人に頼むという甲斐性もない。
ええい、ままよ、とでっちあげたらあのザマだ。
哂ってくれ。
おい、そこ、石は投げるな。
だいたい、システム管理がずさんだった。
全装備品のメモなんて一度も作らなかった。
自分ではじめてテストプレイしたとき驚いた。
グランドウォールが4本も手に入った。
杖なんて装備できるキャラが三人しかいないのに。
やがて、感覚で宝箱を置いていたツケがまわる。
製作の最後に宝箱の数を数えなおす。
あれ、なんでこのデータ、生の証の宝35個もあるの?
テストプレイの結果なので少なくこそあれ多いわけはない。
まさか、
まさか、別の地域の宝箱で余計にカウントされている!?
朝日は綺麗だ。
というわけで(どういうわけか知らんが)、
イストは地味だ。
地図以外にオリジナルの一枚絵は一つもない
どう転んでも万人受けしそうにないストーリー。
濡れ場なんて一切ない
キャラクター絵がいまどきなんとRTP!
RTP:ツクールの元からの素材です
そして、どう転んでも後日談の描きようがないエンディング。
そう、ここで話はエンディングに戻る。
この話、後日談の描きようがないのだ。
あの話は「あれで終わり」
これはRPGのエンディングとして最良のネタが奪われることを意味している。
しいていえば、もう一度やることが後日談?(さりげなく宣伝)
後日談を描いたエンディングも書こうかと思ったが、
どうやっても天使(アイデア)が来ない。
なにしろあの世界、
生活感がまるでない。
つまり、後日を過ごせそうにない世界。
だって物語の世界だし。というのは言い訳で
その生活感の出ない最大の理由は、
「構築するのが面倒だったから、余計な部分は作らなかった」
当初ちゃんとした廃墟らしくする予定だったレサを作成中、早々に「普通の町」計画を断念。
道具屋跡と宿屋跡と武器屋跡とその他二軒、という都市が出来上がった。
いや待て、
考えてみればもしかして他のRPGもこんなものだろうか?
しかし、全登場人物20名以下(しかも半分は死んでいる)
というゲーム世界はなかなか他にないのではないだろうか。
こんな世界じゃあ、どんな世界存在でも長居したくないよなあ。
すまん。
眠くなったので「ぶっちゃいすと」のコーナーは終わりだ。
最後になったが、
「イストワール」をプレイしてくれて本当にありがとう。
それは確かに必要だったのだけれど、
忘れられて朽ちていく物語。
たまには、帰ってみてください。
あなたの「イストワール」に。
結局宣伝?
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