〜私は、たばこ止めた〜

 

私は、1996年9月に心筋梗塞(狭心症)の疑いで病院に入院し、カテーテル検査をし、序でに風船で血管を広げ血液の通を良くしました。
その後の医師の説明で、「普通の人の心臓の筋肉を動かす血管は3本有るのですがあなたの血管は、たばこの影響で1本は無くなっています。」言われ、ビデオ映像を見ながら細かい説明をして頂き、これはいけないこんな事をしていると死んじゃうと思った。
今まで私は、たばこを1日50〜60本くらい喫煙する超ヘビースモウカーで、たばこを止められない悔しさから「たばこで死んだら本望だ!」なんて豪語していたが、このビデオを見た途端に何とかしてたばこを止めようと思った。人間その立場に追い込まれると、勝手な生き物だと痛感させられる。
次に、自分の周りの家族友人等あらゆる人に、自分はたばこを止めた事を宣言する。
イライラが起きてくると、フリスクのようなミント系のお菓子と飴類を口にして、禁煙パイプ・ガムなどは、口にしなかった。禁煙パイプは、口にくわえる癖を取る事が出来ないと思ったから・・・。
それから禁煙をはじめる。まず家に置いてある、たばこ・ライター(かなり良い物も有った)・パイプ・灰皿・など喫煙に関する一切の道具類を全部捨てた。
一番辛かったのは、たばこを止めて三日くらいしてからだ。イライラして周りの物、人に当たって迷惑掛けたと思うが皆の協力があり一週間過ぎたら後は楽になった今でも時々「たばこを吸ってしまった!せっかく禁煙したのに・・・」と言う夢を見ることがある。もう大丈夫だ!

〜さあーあなたも禁煙をはじめよう〜

電車、飛行機、ホテル、役所、その他人の集まる所では、分煙が推進され愛煙家には不便と感じられタバコを止めたいと思いませんか?まず喫煙に付いての正しい理解を深めて、マイペースで禁煙してみませんか?

◆日本の喫煙状況は?

全体では、男性:約58%女性:15%と全体的には横ばいです。男性の喫煙率が減少する傾向にありますが、女性の喫煙率は増加する傾向に有ります。また、低年齢層(中高生)の、喫煙も増加しているのは気に成るところです。

◇女性の喫煙に付いて

20代での喫煙率は、30年前の2倍以上に増加しています。女性の場合、自分の体だけでなく赤ちゃんへの影響も心配されます。妊娠前から禁煙をおすすめします。妊婦がしている場合、早産や未熟児が生まれる可能性が高く、妊娠合併症を起こしやすいと言われています。

◆タバコの害について

“発ガン性物質”

タバコの煙に、含まれている発ガン性物質は200種類以上と、言われています。1日20本の、タバコを吸うと1年間に、コップ1杯のタールを飲むことに成るそうです。タールには発ガン性物質が多く含まれています。喫煙者が肺がん、咽頭がん、にかかりやすいと言われるのは、ここにあります。

“肺の病気”

喉がイガイガしたり、咳が酷かったり、痰が絡みやすいのは、タバコの煙に含まれる刺激性物質が、気管支の粘膜を刺激するからです。肺気腫、気管支拡張症などにかかり易くなります。

“循環器の病気”

タバコは、心臓の酸素供給能を低下させるので、血管を収縮させます。タバコに含まれている有害物質が動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞(狭心症)にかかりやすくなります。

“体の成長を抑制”

喫煙者の年齢が低ければ低いほどタバコは大きな影響を与えます。身長が伸びなくなるなど体の発育を妨げます。未熟な体ほど、ニコチン依存症にかかり易く、禁煙が難しくなります。

◇タバコの副流煙で…

人が吸ったタバコの煙(−副流煙ー)で、目がしばしばする、鼻水が出る、頭が痛い、咳が出る心拍が上がる、手足が冷たくなる、といった即時的な反応から、喫煙者と同じような有害物質で健康に影響を与えます。喫煙者は、非喫煙者に影響を与えないようにしたいものです。

◆ニコチン依存度

タバコには、強い依存性を持ったニコチンが入っています。ニコチン依存度が、高いと麻薬と同じように、禁断症状が出るようになります。依存度が高いと、禁煙には医師の助けが必要に成るので、依存度の低いうちに自分で禁煙したいものです。

◇禁煙のヒント

「解っちゃいるけど止められない。」のがタバコです。でもあまり構えずに失敗しながらでも少しづつ本数を減らしていけば、今よりも健康になれます。あせらず、最後まで「タバコを止める」意思を捨てないで頑張って下さい。

目的を持とう。

タバコを止めるには、タバコの害を理解して、何のためにタバコを止めるのか目的をハッキリしてから始めよう。

脂肪分の多い食事は控えよう。

脂肪分の多い食事を取るとタバコが欲しくなります。食べ物は、あっさりした物をタバコを止めれば食べ物が美味しく成ります。

水をたっぷり取って

タバコが吸いたくなったら、水をたっぷり飲むと、タバコが欲しくなくなります。ですから水は、何時も携帯しましょう。

お酒を呑む時には、非喫煙者の隣りで

お酒を呑むとタバコが欲しくなります。禁煙の失敗する一番の原因は喫煙者につられてしまう事です。そんな時には非喫煙者の近くに移動します彼らはタバコもライターも持っていません。

多くに人に宣言を…

私は、禁煙しましたと禁煙宣言をできるだけ多くの人に出してください。そうする事によってタバコを吸わない状況を作りましょう。

◆ニコチン依存度が高い人は。

本気でタバコを止めたい人はお医者さんにご相談ください。ニコチンパッチ、ニコチンガム等で徐々に止めることが出来ます。

ニコチンガムとニコチンパッチの禁煙プログラム

(医師の診察が必要)

ニコチンパッチ(ニコチネルTTS) ニコチンガム(二コレット)
期間:約2ヶ月 期間:約3ヶ月
パッチ(貼り薬)によりニコチンを皮膚より吸収させてニコチン禁断症状をやわらげて、禁煙へ導きます。徐々にパッチの面積を小さくして行き最後に離脱します。寝ている間もニコチンが補給されるため、朝吸ってしまう人に向いています。しかし、ガムと違って何の行為も伴わないため、心理的依存の強い人には不向きです。

ガムを噛むことによりニコチンを補充し、  二コチンの禁断症状をやわらげて、禁煙へ導きます。ニコチンへの肉体的依存だけでなく、噛むという行為により心理的依存もやわらげます。ガムの使用数を少しずつ減らしていき、最後は完全にニコチンより離脱します。

参考資料めるまがBody&Body