EMの培養
EM−5号(醗酵液)ストチュウ
お日様
便宜上EM−5号と名づけておりますが、通称、「ストチュウ」と呼ばれています。これは販売されて いませんので、各自で作ることになっています。

EM−5号は7〜15日間隔で定期的に噴霧器で 葉面散布します。展着効果を高めるため、糖蜜を使用します。EM−5号は、無農薬栽培で病虫害 対策用に使われている葉面散布剤の「ストチュウ(酢と焼酎)」に、EMー1号と糖蜜を加えて 醗酵させたものです。

あくまで病虫害の発生を予防することを目的にしています。大量発生 後にEM−5号を葉面散布しても効果は薄いものの、害虫の中には生理障害を起こして死ぬものも います。また、アロエエキスや展着剤(アピオンC)を併用すると、効果を高めることが出来ます。


【1.使用法】

お湯約50℃・ 180t 糖蜜をお湯で溶かして、水で薄めます。
その糖蜜液にEM−5号を入れると、1,000
倍希釈液が出来ます。希釈液を噴霧器に
入れ、葉の表・裏面や枝に葉面散布します。
水・・・・・・ 820t
糖蜜・・・・・ ・・2t
EM−5号・・・ ・・1t

【2.作り方】

《用意する材料》

材料 容量比 備考
100 カルキ分のある水道水より井戸水がよい
(内お湯) (30) 約50℃
糖蜜 10 水に溶けにくいので、お湯で溶かす
焼酎 10 乙類でアルコール度30以上のものがよい
果実酢 10 醸造酢(例:米酢、リンゴ酢)
EMー 1号 10 35℃以上の液に混ぜないように注意する
ポり容器・・ガラス瓶は不可
※焼酎のアルコール度数が30以下の場合は、使用量を多めに調整します

《手順》
EM−5の作り方、手順1 @糖蜜(10)を40〜50℃のお湯(30)[糖蜜の3倍の量]に溶かした後、残り水(70)を入れ糖蜜液をつくります。合計の水の量は(100)になる。
〔( )内の数は容量比〕
ここでBのEM-1を入れ4〜5日間置き、活性液を作ってから醗酵が続いている段階でAへいく方法もあります。)
EM−5号の作り方、手順2 Aその液の中に果実酢(10)と焼酎(10)を入れて良く混ぜ合わせる。
EM−5号の作り方、手順3 B湯の温度が35℃以上でないことを確認し、最後にEMー1号(10)を入れる。混合液をポリ容器(栓がしっかりできる容器−ガラス瓶は不可)に入れ、 栓を締めて常温の 部屋に置く。
EM−5号の作り方、手順4 C気温との関係があるが、15〜30日前後でガスが発生し、ポリ容器がふくらむ。栓をゆるめてガス抜きをして、すぐ栓を締める。
※ポリ容器の中に外気が入らないようにして下さい。
EM−5号の作り方、手順5 D仕上がりの目安はガスがほぼ発生しなくなること(時々容器をふると醗酵が促進される)、その善し悪しは、鼻にツンとくる甘酸っぱい芳香(エステル臭)の有無で確認できる。
EM−5号の作り方、手順6 E使用期間は、約6ヶ月間が目安。(エステル臭がなくなれば効果はありません)保存場所は、納屋、台所の流しの下などの冷暗所で、1日の温度変化が少ない所が良く。冷蔵庫での長期保存はよくありません。
※5℃以下の長期保存は不可。

お湯(30)+糖蜜(10)}+水(70)
糖蜜をお湯で溶かす → 10倍希釈液を作る
+酢(10)+焼酎(10)+EM−1号(10)
10倍希釈液に酢、焼酎を混ぜ、最後にEM−1号を入れる
ポリ容器に入れる ふくらんだら エステルの良い香り
栓をしっかり締める ガス抜きをする 出来上がり

Next 米のとぎ汁発酵液へ

Topボタン